wolfSSL FIPS Ready 4.4.0をリリースしました。こちらからダウンロードいただけます。
現在計画中、開発中の御社製品が、米国政府機関、またはFIPS認証を必要とする機関に利用される可能性はおありですか?
可能性はあるが時期や必要性まではわからない場合にお勧めの製品として、wolfSSL FIPS Ready版を用意しております。
wolfSSL FIPS Ready版とは:
wolfSSL FIPS Ready版は、wolfSSLソースツリーに含まれるwolfCrypt FIPS対応の暗号化レイヤーのコードです。 wolfSSL FIPS Ready版を使用するとFIPSモジュールに付属する強化されたすべてのセキュリティ機能を利用できますが、FIPSを要求されるお客様がいると確信できるまで、証明書を取得する必要はありません。
wolfSSL FIPS Ready版には、どのような制限がありますか?
wolfSSL FIPS Ready版を使用するだけではFIPS認証は取得できませんが、御社のお客様から要望があった際、すぐに認証を受ける準備ができます。 FIPS ReadyとはビルドにFIPSコードが含まれていることを意味し、初めからFIPSの必要要件に沿って開発をしていることになり、暗号モジュールのコード整合性チェックが入り、セルフテストにより適切な暗号化機能を確保していることになります。FIPS認証の取得は、必要になったタイミングで、御社でお使いの特定の運用環境でのテストと検証のプロセスに進むことが可能です。すべてのコーディングは事前に完了しているため、検証プロセスは大幅に高速化できます。
今日から導入できますか?
はい。wolfSSLのソフトウェアは、オープンソースと標準的な商用ライセンスの二つのライセンスモデルで提供しております。御社製品での適用に当たるご評価には、wolfSSL FIPS Readyオープンソース版(GPLv3ライセンス)が本日よりご利用いただけます。オープンソース版には標準商用版の内容がすべて含まれていますので、ご契約以前に十分調査、検討をいただいた上で商用ライセンス契約をいただくことができます。オープンソース版ご評価中のご不明な点、お困りの点など技術サポートについても遠慮なく弊社窓口にお問い合わせください。基本的な評価が完了して御社製品でご利用をご計画の際には、商用版のご契約をお願いします。
wolfssl-4.4.0-gplv3-fips-ready.zipのコピーは、wolfSSL Webサイトのダウンロードページからダウンロードいただけます。
さらに詳しい情報は弊社問い合わせ窓口 info@wolfssl.jp までご連絡ください。
原文: https://www.wolfssl.com/wolfssl-fips-ready-4-4-0-now-available/