wolfSSL 5.7.0をリリースしました

wolfSSL 5.7.0をリリースしました。
耐量子暗号アルゴリズムKyberの実装を含む、多くの魅力的な機能を追加しました。これはお客様の製品のセキュリティ性能を長く維持するために役立ちます。
このリリースでは、3つの脆弱性を修正しました。うち2つはロウハンマー攻撃に対応するもので、もう1つはサーバサイドにおけるTLS 1.3に関する問題です。脆弱性の詳細については、こちらのペー…… もっと読む

wolfSSLとOpenSSLの違い

wolfSSLとOpenSSLはよく比較されます。どのような違いがあるのでしょうか。
比較可能なメトリクスは複数あります。ここではヒープ領域の使用量とパフォーマンスについて見てみます。 ヒープ領域使用量 OpenSSLと比較して、wolfSSLではTLS接続の受信に必要なメモリ領域は数百キロバイト小さくなります。それぞれのライブラリを用いてシンプルなサーバプログラムを動かした際…… もっと読む

wolfSSL商用ライセンスでKyber/ML-KEMをサポート

私たちは独自のKyber/ML-KEM実装をwolfSSL/wolfCryptの商用パッケージに同梱します。これらは次回のリリースよりご利用いただけるようになりますが、速やかにお試しになりたいお客様は info@wolfssl.jp までお知らせください。wolfSSL/wolfCryptのサポート契約があれば、追加の費用はいただきません。 この度リリースするKyber/ML-KEM実装に…… もっと読む

耐量子暗号Kyber実装のベンチマーク

wolfSSLでは、米国NISTによりFIPS 203としてドラフトが公開されたKyber(ML-KEM)を独自に実装しています。これはまだ標準として成立しておらず、我々もまだこの実装を公開していないのですが、現段階でのベンチマーク結果をお知らせします。 私たちが実装するKyberには、以下の特徴があります。 wolfSSL、wolfBoot、curlなどの製品と完全に統合されます…… もっと読む

wolfBootはXilinx Zynq UltraScale+ MPSoCをサポートします

2020年、wolfBootはXilinx UltraScale+のサポートを開始しました。
セキュリティを向上させるために、U-Bootの代替品としてご利用いただけます。 wolfBoot は、U-Boot と比較して次のような強化された機能を提供します。 起動ごとにファームウェアの整合性と署名を検証 イメージの整合性チェック (SHA2-256 or SHA3-384)…… もっと読む

wolfBoot がRenesas RZ/N2L のサポートを開始しました

wolfBoot が、Renesas RZ/N2L ボードをサポートしました。ルネサス社製 RZ/N2Lは、高性能のArm Cortex-R52を使用し機器に産業ネットワークを容易に付加できる、産業イーサネット通信用MPUです。さらにルネサス独自のFlexible Software Package (FSP)、さまざまなIDE、FreeRTOSやミドルウェアなどのソフトウェアモジュール・ツールを…… もっと読む

ウェビナー「民間航空機で求められるDO-178C取得サポート」

wolfSSLが主催するウェビナー開催のご案内です。 民間航空機で求められるDO-178C取得サポート 2024年3月27日(水) 14:00~14:30 民間航空機に搭載される通信機器、航法システム、自動操縦装置、飛行管理システム (FMS) などの電子機器(アビオニクス)は安全性とともに強固なセキュリティが重要な要件とされ、各種暗号アルゴリズムや安全なファームウェア更新機能などが…… もっと読む