wolfSSL 5.8.2をリリースしました

wolfSSL 5.8.2をリリースしました。このリリースでは、いくつかの重要な新機能と改善を追加しています。主なアップデートは以下のとおりです。 このリリースに関する重要な注意事項 GPLv3 ライセンス: wolfSSL は GPLv2 から GPLv3 に移行しました。 非推奨の機能: `–enable-heapmath` は非推奨になりました。 …… もっと読む

証明書の失効確認:CRLとOCSP

安全な通信路を確保するためには、通信相手から提示されたTLS証明書が現在も失効していないと確認することが非常に重要です。これには、2つの方法があります。 証明書失効リスト(Cretificate Revocation List, CRL)は、失効した証明書のシリアル番号リストです。認証局によって署名・公開されており、クライアントがダウンロードしてオフラインでチェックします。きちんと機能させ…… もっと読む

TLSハンドシェイク後のシークレットを安全に処理するには

ほとんどのTLSライブラリでは、必要がなくなった後も証明書と秘密鍵をRAMに長時間放置します。これはメモリにアクセスできる攻撃者にとって、まさに恰好の的です。 wolfSSLは、専用APIを使用して証明書と秘密鍵を完全に消去できる唯一のTLSライブラリです。このAPIは単にメモリを解放するだけでなく、機密データのすべてのバイトを安全にゼロクリアし、盗まれうるものが何も残らないことを保証しま…… もっと読む

wolfTPMのDas U-Bootサポート

wolfTPMはDas U-Bootをサポートし、セキュア組み込みシステムにおける初期ブート段階でのTPM 2.0アクセスを拡張しました。 このポートは、ソフトウェアSPIを使用したU-Boot環境での直接的なTPM通信を可能にし、柔軟性のためにネイティブAPIと高レベルAPIの両方を提供します。 主な機能 ソフトSPIドライバー 完全なTPM 2.0コマンドセット …… もっと読む

XilinxとSTM ― wolfSSLとのインテグレーション

特定のプロジェクトに最も適したハードウェアを選択することは簡単ではありませんが、セキュリティライブラリは選択する必要はありません。wolfSSLは幅広いプラットフォームサポートを提供し、ベアメタル環境から本格的なオペレーティングシステムまで、あらゆる環境でシームレスに動作します。この投稿では、wolfSSLが2つの広く使用されている組み込みプラットフォーム、XilinxとSTMとどのように統合さ…… もっと読む

EdgeTech+ 2025 セミナーのご案内

次のイベントにて、弊社の古城と武田が1セッションを担当します。
イベント名: EdgeTech+ 2025  
会場:パシフィコ横浜:展示会場内 RoomE 参加無料
wolfSSL担当セッション(E2-06):
耐量子時代のセキュリティ:IoTが直面する次の挑戦 スピーカー:
wolfSSL Japan合同会社 技術統括 古城…… もっと読む

EdgeTech+ 2025 出展のご案内

wolfSSLは、パシフィコ横浜で開催される、EdgeTech+ 2025に出展いたします。
11月19日(水)からの3日間、展示ホールにて最新のネットワークセキュリティについて説明いたします。wolfSSLのご使用を希望される方には、使用開始の準備も会場でご案内します。 日時: 2025年 11月19日(水) 〜 21日(金)10:00-17:00 ※20日(木)のみ18:00までもっと読む

もはや安全ではなくなった暗号アルゴリズムについて

wolfSSLの暗号エンジンwolfCryptには、すでに破綻、または非推奨とされるいくつかの暗号アルゴリズム実装も含まれています。これらのアルゴリズムは通常デフォルトで無効になっていますが、開発者はセキュリティへの影響を認識する必要があります。 以下は、現在対象となっているアルゴリズムの一覧です。それぞれのアルゴリズム名には、それらがもはや安全ではないとされる理由を説明するドキュメントへ…… もっと読む

wolfBoot 2.6.0をリリースしました

組込み向けセキュアブートローダーの最新バージョン、wolfBoot 2.6.0をリリースしました。 このアップデートでは、対応プラットフォームの拡大や外部メモリレイアウトのサポート改善、その他様々なアーキテクチャにおけるパフォーマンス最適化や不具合の修正を行っています。 対応プラットフォームの拡大 MicrochipのPIC32CZ CA(Cortex-M7)およびPIC32C…… もっと読む

wolfTPMのZephyr RTOSサポート

wolfSSLは、新しく追加されたwolfTPM Zephyrポートを通じてZephyr RTOSのサポートを開始しました。これにより、Zephyrを使用した組み込みプロジェクトでのTPM 2.0機能の簡単な統合が可能になり、セキュアアプリケーションの柔軟性と移植性が拡張されます。 本稿では、PR#395で導入された主な機能についてご紹介します。 主な変更点・機能 Zephyr…… もっと読む

WireGuardにもFIPS認証を

昨今、VPN展開の容易さと効率の良さからWireGuardが人気を博しています。しかし、高度なセキュリティレベルを要求される環境では、FIPS 140-3やCMMC 2.0などの厳格な基準に準拠するソリューションが必要です。これらの基準は、セキュアな暗号実装を必須とする米国政府機関や防衛、医療といった業界において、非常に重要なコンプライアンス要件として設定されています。しかし、WireGuard…… もっと読む

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