現在 lwIP を使用していて、組み込み・リアルタイム・安全性が求められるシステム向けに、より決定論的なネットワークスタックをお探しですか?
このたび新しい開発者向けガイド「lwIPからwolfIPへの移行」を公開しました。
wolfIPは「ネットワークに接続された組み込みシステムのリソースは常に制御可能であるべき」というシンプルな考え方に基づいて設計されています。動的メモリ割り当てや実行時の拡張に依存せず、wolfIPはコンパイル時に設定されたリソース、静的バッファ、そして種別ごとの静的なソケット数を採用しています。これにより、メモリ使用量の把握が容易になり、システムの挙動を制御出来ることで、制約のある環境や認証を前提とした環境でも高い信頼性を得ることが可能です。
コネクテッドデバイスを開発するチームにとって、これは重要です。ネットワーキングはもはや必須機能ですが、ネットワークメモリの挙動が制御されていないと、環境立ち上げ・テスト・検証・長期保守が不要に複雑になります。wolfIPは、より小さく予測可能なTCP/IPスタックを提供し、セキュアな通信のためにwolfSSLと容易に組み合わせることも出来ます。
新しいガイドでは、lwIPからwolfIPへの実践的な移行手順を次の内容で解説しています:
- lwIPとwolfIPの設計上の違い
lwipopts.hから wolfIP のconfig.hへの設定簡素化- wolfIPへの乱数ソースの組み込み
- 既存のlwIPネットワークデバイスドライバの移植
- wolfIP APIを使ったベアメタル環境でのソケット利用
- lwIP raw/classic APIからの簡単なTCPサーバ移植
- lwIP ALTCPスタイルインターフェースからの移植
- RTOS統合ガイダンス
- FreeRTOSのBSDソケットラッパーモデルを用いた移植方法
- セマフォ、タスク、コールバック、ポーリング統合パターン
このガイドは wolfIP の GitHub リポジトリ内の以下にあります:docs/migrating_from_lwIP.md
組み込み製品、安全重視設計、RTOS統合、または lwIP からの移行のために wolfIP を検討している場合、このガイドは良い出発点になります。
wolfSSL は、ポーティング、統合、認証を前提とした開発、または本番環境へのデプロイ支援が必要なチーム向けに、商用ライセンス、エンジニアリングサービス、最大24時間365日のプロフェッショナルサポートを提供しています。
wolfIPもしくは他の弊社製品に関するご質問については、お問い合わせ窓口info@wolfssl.jpまでご連絡をお願い致します。
原文:https://www.wolfssl.com/new-migration-guide-moving-from-lwip-to-wolfip/