wolfSSLバージョン 5.6.0 をリリースしました。このリリースでは、新しく改善したASN解析と生成のコードをデフォルトで有効にしました。
“–enable-heapmath” (integer.cを使用した数学ライブラリ)は2024 年までに廃止予定で、今後は非推奨です。
加えてこのリリースでは、DTLS 1.3 ステートレスClientHello のパースを追加しています。wolfSSLはいち早くDTLS 1.3 に対応しましたが、ステートレスな ClientHello サポートなどの機能も引き続き追加していきます。 その他の主な追加事項は次のとおりです。
- RT1170への移植と、NXP CAAMドライバーのサポート
- Stunnel v5.67 のサポート
- RX64/RX71 ハードウェア アクセラレーションのサポート
- 互換性レイヤーの拡張
継続的インテグレーションテストに対する改善とテストフレームワークのリファクタリングは、本リリースサイクルの中の最後に実施しました。wolfSSLが最もテストされた暗号ライブラリであり続けるために、私たちは常にテストの改善に努めています。 このリリースにはいくつかの有益な修正も含んでいます。
完全な変更リストは、wolfSSL にバンドルされている ChangeLog.mdファイルを参照ください。wolfSSL に関するご質問は、info@wolfssl.jp までご連絡ください。
wolfSSLは弊社ダウンロードページあるいはhttps://github.com/wolfsslから入手いただけます。