wolfSSLは完全なRTCA DO-178C レベルA認定のサポートを追加しています。wolfSSLはコネクティッドアビオニクスアプリケーション向けの市販ソリューションとしてDO-178 wolfCryptを提供します。DO-178C レベルAへの準拠はwolfCrypt COTSO-178C認定キットリリースを通じてサポートの予定です。このキットは次に示す暗号化アルゴリズムの追跡可能なアーティファクトを含んでいます:
- SHA-256 メッセージダイジェスト
- AES暗号化/復号
- 署名/署名検証の為のRSA
- 認証された暗号化/復号の為のchacha20_poly1305
- 署名/署名検証および秘密共有の為のECC
- メッセージ認証の為のHMAC
この初期リリースの主な目標は、商用および軍用アビオニクスで安全な起動とファームウェア更新に利用できる適切な暗号化基盤を提供することです。 wolfSSLは、接続された民間および軍用航空機に、信頼できる軍用グレードのセキュリティを提供します。 アビオニクスの開発者は、DO-178の認定を容易に受けられる、強化された安全な通信を迅速に提供するための、柔軟でコンパクト、経済的で高性能のCOTSソリューションを手に入れることができます。 さらに、FIPS 140-2で検証された暗号化アルゴリズムのいずれかをDO-178モードで使用して、FIPS 140-2 / DO-178を組み合わせて使用できます。 wolfCrypt暗号化ライブラリはFIPS140-2で検証されています(#2425および#3389証明書)。
最適化のサポート
wolfSSLは、アビオニクスシステムを安全に再起動するためには厳しいパフォーマンス要件があることを理解しています。 そのため、私たちはサービス組織を通じて暗号化パフォーマンスの最適化を支援するため尽力しています。
リリースプラン
- セキュアブート、セキュアなファームウエアアップデートの為のベーシックな暗号化 – 現時点で利用可能
- セキュアブートの為のwolfBoot – Q1, 2022
- wolfSSL – Q2, 2022
- wolfDTLS – Q2, 2022
最新版のwolfSSLはwolfSSL GitHubリポジトリ から取得できます。また直近の安定版はこちらからダウンロードできます。DO-178のサポートについての詳細は、wolfSSL DO-178製品ページを参照してください。
ご質問は、info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。テクニカルサポートについては、support@wolfssl.comにお問い合わせください。