wolfMQTT v1.10.0をリリースしました。
リリースのトピック
このリリースでは以下に示す、いくつかのバグ修正と処理の最適化を含んでいます:
- XC32向けFALL_THROUGH マクロを改良(PR#227)
- デバッグ出力を許可している場合にMqttSocket_connectでNULL出力される潜在的なバグの修正(PR#229)
- ノンブロッキングでチャンクデータ転送におけるバグ修正(PR#230)
- QoSレスポンスの修正(PR#231, 240)
- MQTTv5 プロパティハンドリングのバグ修正(PR#232, 233, 234, 236, 238, 241)
- ファジングテストでの障害修正(PR#242)
機能追加と修正事項のリストはダウンロードに含まれているチェンジログを参照してください。
wolfMQTTの提供機能
wolfMQTTが提供している機能や準拠している仕様について紹介します。wolfMQTTライブラリはC言語で書いたMQTTクライアント実装です。wolfSSLライブラリを下層に使用しており、SSL/TLSを組み込み機器用に提供しているライブラリです。ベアメタルからマルチプラットフォームへも対応可能で、省メモリであり、拡張性も備えています。
準拠している仕様
- MQTT v3.1.1
- MQTT v5.0
- MQTT-SN(Sensor Network) v1.2
アプリケーションアーキテクチャ
- ベアメタルアプリケーションにおけるノンブロッキングAPI
- OS/RTOS使用下でのマルチスレッディング対応
コールバック
- パブリッシュされたメッセージの受信をトリガーにして登録してある関数を呼び出す機能
- 容易な再接続を可能とするブローカからの切断イベントコールバックの提供
- どのようなネットワークI/Oに対しても簡単に統合可能にするコールバック
- MQTTv5プロパティは登録されたコールバック関数によって処理可能
サポートされるビルド環境
- Makefile を使ったMac/Linux/Unix でのビルド
- Visual Studio solution
- Arduino
- MinGW
- あらゆるターゲット向けのクロスコンパイル環境
ご質問は、info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。テクニカルサポートについては、support@wolfssl.comにお問い合わせください。
原文:https://www.wolfssl.com/wolfmqtt-release-v1-10-0