wolfTPM バージョン1.5.0をリリースしました。このバージョンではたくさんの新しい機能がwolfTPMライブラリに追加されています。
まとめ:
- Microchip ATTPM20 TPM 2.0モジュールをサポート
- Bareboxブートローダーをサポート
- HMAC、AESキーローディング用のTPMラッパーを追加
- RNG、AES、ハッシュ、TLSのベンチマークサポートを追加
- TLSクライアント/サーバーの例と全体的な性能向上
詳細:
- クリーンアップで暗号コールバックの登録が解除されない問題を修正
- Microchip社のATTPM20製品をサポート
- Barebox(仮バージョン)をサポート
- CPSおよびKB /秒用のTLSベンチマークを追加
- 共通鍵AES / HMAC / RNGのTLSクライアント/サーバーをサポート(TLS_BENCH_MODEで有効化)
- 相互認証用のTLSクライアント/サーバーをサポート(WOLFTPM_USE_SYMMETRICで有効化)
- 並行プロセスアクセス用のTISロック保護を追加(WOLFTPM_TIS_LOCKで有効化)
- 共通鍵AES暗号化と復号化のラッパーとその例を追加
- HMACのラッパーとその例を追加
- 外部HMACキーとAESキーをロードするためのラッパーとその例を追加
- 鍵削除ラッパーとその例を追加
- 一時鍵生成と鍵共有のためのECDHサポートを追加
- RNG、AES(CTR、CBC、CFB)128/256とSHA-1、SHA-256、SHA-384とSHA-512のベンチマークサポートを追加
- チップ情報を取得するための新しいwolfTPM2_GetCapabilitiesラッパーAPIを追加
- ./configure –enable-debug = verboseまたは#define WOLFTPM_DEBUG_VERBOSEを使用したコマンドと応答のログ記録を追加
- WOLFTPM_DEBUG_IOを使用して生のIOロギングを有効にするオプションを追加
- NO_TPM_BENCHを使用してTPMベンチマークコードを無効にするオプションを追加
- 設定方法についてexamples / README.mdを追加
- サポートされているTPM 2.0チップの最大SPIクロックとパフォーマンスを調整
- 共通のテストパラメータをexamples / tpm_test.hに移動するためのクリーンアップ
- README.mdの例のベンチマークとコンソール出力を更新
wolfTPMに関してさらに詳細な情報、wolfSSLライブラリに関しては info@wolfssl.jp宛お問い合わせください。