wolfSSLでDiffie-Hellman鍵共有コールバックを登録する

wolfSSL組込みTLSライブラリの最新リリース(バージョン3.14)では、Diffie-Hellman鍵共有コールバックを独自に定義、利用できる機能が追加されました。 この機能は、新しいAPIメソッドの形式で追加されました。関数シグネチャーは以下のとおりです。
void wolfSSL_CTX_SetDhAgreeCb(WOLFSSL_CTX* ctx, CallbackDhAgree cb)
この関数は、WOLFSSL_CTX構造体( “ctx”というタイトル)を受け取り、その構造体のコールバックメンバを渡されているメソッド “cb”に割り当てます。 実行時に、wolfSSL SSL / TLS接続が共有秘密鍵を生成する必要がある場合、wolfSSLのデフォルトDH実装の代わりにコンテキスト(ctx)で登録されたコールバック関数(cb)が使用されます。
ユーザーがこのメソッドの独自のコールバック関数を定義するときは、次の関数シグネチャーと一致する必要があります。
int (*CallbackDhAgree) (WOLFSSL* ssl,
                        struct DhKey* key,
                        const unsigned char* priv,
                        unsigned int privSz,
                        const unsigned char* otherPubKeyDer,
                        unsigned int otherPubKeySz,
                        unsigned char* out,
                        unsigned int* outLength,
                        void* usrCtx);

この新機能を含むwolfSSL 3.14.0リリースの詳細については、リリースノートをご参照いただくか、info@wolfssl.jp までお問い合わせください。
原文: https://www.wolfssl.com/registering-diffie-hellman-callbacks-wolfssl/
wolfSSLホーム:www.wolfssl.jp (English:www.wolfssl.com)