wolfSSLは本日、次のプレスリリースを配信致しました。
wolfSSL、Rock-Solid cURL を発表
5年間の長期サポートを保証するcURLの特別版
組み込み向けネットワークセキュリティ専門ベンダーのwolfSSL Inc.(本社:米国ワシントン州エドモンズ)は、長期サポートを保証したcURLの特別版、Rock-Solid cURLを発表しました。
1990 年代後半に誕生した cURLは、クライアント側のインターネット転送エンジンで、200億を超えるインストール実績があります。自動車、テレビ、プリンタ、オーディオ機器、スマートフォン、医療機器、ゲーム機、他の惑星のヘリコプターなど、インターネットに接続されている様々なデバイスで使われており、世界的に普及しているアプリ、ツール、ゲーム、サービスに広く組み込まれているコンポーネントです。
cURLは何千人ものボランティアの努力の成果であり、無料のオープンソースです。安全、高速、かつ機能が豊富なデファクトスタンダードであり、重要なインフラストラクチャになっています。
Rock-Solid cURLは、cURLの各リリースブランチを5 年間有償でサポートするものです。ブランチにはセキュリティ修正と安定性の重要な不具合修正のみがマージされ、新機能やその他の変更は含まれません。Rock-Solid cURLで提供するアップデートは、通常のcURLライセンスで、Rock-Solid cURLを契約中のカスタマーに配布されます。
Rock-Solid cURLは、レグレッションのリスクを大幅に軽減しながら、完全サポート付きの安全でセキュアなソリューションとなることを目的としています。特別なレベルの確実な安全性を求める企業の要件を満たします。Rock-Solid cURLで提供するブランチのリリース間隔は、18 ~ 24か月を予定しています。
Rock-Solid cURL v8.9.2 は、長期有償サポートの cURLとしての初めてのバージョンです。バージョン番号が示すように、これは 7 月にリリースされた cURL 8.9.1に基づいており、2 つのセキュリティ修正といくつかの安定性パッチが適用されています。Rock-Solid cURLを契約中のカスタマーにはこのリリースを提供しています。
cURL創設者兼チーフアーキテクトである Daniel Stenberg は、2019 年から wolfSSL チームの一員であり、Rock-Solid cURLのメインエンジニアです。Danielはリリースを提供し、パッチ適用と必要と思われるバックポートのほとんどを行います。これまでのオリジナルの cURLプロジェクトと通常のcURLリリースへのRock-Solid cURLが及ぼす影響はなく、cURLのライセンスへの変更は生じません。有償のRock-Solid cURLを選んだカスタマーは、その代金の支払いにより、cURLプロジェクトの資金援助に協力します。
Rock-Solid cURLの情報は、 https://rock-solid.curl.dev をご覧ください。
=====【展示会出展のご案内】=====
wolfSSL Japan合同会社は、明日11月20日から3日間、パシフィコ横浜で開催のEdgeTech+ 2024に出展し、最新のネットワークセキュリティについて説明します。wolfSSLの使用を希望される方には、使用開始の準備も会場でご案内します。ぜひお立ち寄りください。
ブース出展: CY-16
https://wolfssl.jp/wolfblog/2024/10/23/edgetech-2024/
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さらに詳しい情報は、弊社問い合わせ窓口info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。