wolfSSLバージョン5.5.4をリリースします。このバージョンにはいくつかの機能追加、HAProxy向けにQUIC関連の変更、MAXQ ハードウエア向け移植、性能向上と拡張と障害修正が含まれています。今回の開発サイクルではRTOSのNuttXでwolfSSLを動作させるテストも実行しており、NuttX上でTLS/暗号処理が必要なプロジェクトでのご利用に準備ができています。この新バージョンでの新機能の一部をご紹介します。
新機能
- HAProxy統合向けのQUIC関連の変更とコンフィグレーションオプションの追加
- アナログデバイシス MAXQ1080 とMAXQ 1065のサポート
- NuttX上でwolfSSLのテストを追加
- ソフトウエアベースのエントロピー収集ロジックを追加(コンフィグレーションオプション”–enable-entropy-memuse”で有効)
- NXP SE050向けの機能拡張と修正、RSAサポートの追加とAESとCMACの条件コンパイルの追加
- snifferでマルチスレッドのサポート
変更点のリストはwolfSSLにバンドルされているChangeLog.mdを参照されるか、www.wolfssl.comでご覧いただけます。
wolfSSLは弊社ダウンロードページあるいはhttps://github.com/wolfsslから入手できます。