wolfCrypt Pythonで耐量子暗号を使用できます

wolfSSLの暗号エンジンwolfCryptのPythonラッパーwolfCrypt Pythonは、耐量子暗号アルゴリズムであるML-KEMとML-DSAをサポートしています。

ML-KEM(Module Lattice-based Key Encapsulation Mechanism)APIは、3つのパラメータセット(512 / 768 / 1024)で耐量子鍵交換を提供します。
鍵生成、カプセル化、カプセル解除、鍵のインポート/エクスポート機能を使用できます。

同様に、ML-DSA(Module Lattice-based Digital Signature Algorithm)APIでは、3つのパラメータセット(44 / 65 / 87)で耐量子デジタル署名を提供します。
こちらは、鍵生成、署名、検証を実装済みです。

Python APIを使用して、とても簡単にwolfSSLが自社開発したPQCアルゴリズムを試すことができます。以下に手順を示していますので、ぜひご活用ください。

なおML-KEMとML-DSAは、少し前までCRYSTALS-Kyber・CRYSTALS-Dilithiumと呼ばれていました。詳しくは以下のページをご覧ください。

ご質問がございましたら、ぜひ info@wolfssl.jp までお問い合わせください。

原文:https://www.wolfssl.com/wolfcrypt-python-pqc-algorithm-support