wolfCLUに、基本的なTLS接続を簡単にテストできるs_serverコマンドを追加しました。
これにより、クライアント側の実装を簡単にテストすることができます。
現時点で使用可能な引数を以下に示します。
wolfssl s_server
-help
ヘルプを表示
-port <+int>
listenするポート番号
-key
注:現時点ではPEM形式のみ使用できます
-cert
注:現時点ではPEM形式のみ使用できます
-noVerify
クライアント証明書チェックを無効化
-CAfile
注:現時点ではPEM形式のみ使用できます
-version <int>
接続を受け入れるSSL/TLSバージョンを0-4の数値で指定
SSLv3: 0
TLS 1.0: 1
TLS 1.1: 2
TLS 1.2: 3
TLS 1.3: 4
-naccept <+int>
接続を受け入れる回数 (デフォルト値:1)
-www
HTMLフォーマットでレスポンスを返す
-readyFile
外部モニター用のReadyファイルを作成
なお、wolfsslディレクトリ直下で実行することで、wolfsslディレクトリに含まれるテスト用の証明書を自動的にロードして使用できます。これにより、検証用の証明書を作成する手間を省くことができます。
ご質問がございましたら、ぜひ info@wolfssl.jp までお問い合わせください。
原文:https://www.wolfssl.com/wolfclu-initial-s_server-support/