wolfSSLのセキュアブートローダ、「wolfBoot」で実現する安全なファームウェア更新
2025年4月23日(水) 14:00~14:45
従来の組み込み製品では多くの場合、高い信頼性や成熟度を最初のバージョンで達成し、その後はできる限り改版しないことを目標にしてきました。しかし近年ではシステムが複雑化し、製品寿命が長期化する一方で、不具合や脆弱性への迅速な対応、また外部環境や使用環境の変化への対応も求められています。そのために、稼働後の迅速なファームウェアのバージョンアップが必須となってきています。
しかしその一方で、ファームウェア更新はセキュリティ上、極めて大きなリスクでもあります。迅速性の一方で安全なバージョンアップ機能が求められます。
wolfSSL社ではこれまで培った暗号化、セキュリティへの知見をベースに、複雑化が進むファームウェア更新の機能のうち、安全性の部分だけにフォーカスした製品、wolfBootを提供しています。 コンパクトな公開鍵署名検証を利用する wolfBoot は、アーキテクチャに依存しないイメージスワップや状態管理により安全なファームウェア更新を提供します。
wolfBootは単独のブートローダとして使用することもできますが、既に使用中のブートローダがある場合に安全なファームウェア更新の機能のみを導入したい場合にも利用することができます。その場合、wolfBootのセキュアファームウェア更新機能をライブラリとして既存ブートローダから呼び出す形でも利用いただけます。
本ウェビナーでは、wolfBootとハードウェアセキュリティやTPMを利用したRoot of Trustの構成例も紹介します。最近、車載デバイス、医療機器などより堅牢なセキュリティが求められる分野で利用の広がりがあるHSM(ハードウェアセキュリティモジュール)との連携についても紹介します。
アジェンダ
1. 安全なファームウェア更新に必要な基本機能
2. 公開鍵署名検証の導入による安全なファームウェア更新
3. セキュアファームウェア更新の構成例
4. RoT構成例およびHSMとの連携
wolfSSL Japan ソフトウェアエンジニア 宮崎秀樹
ウェビナーにはQ&Aセッションを含みます。
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