先日、Crypto4Aが米国CAVP(Cryptographic Algorithm Validation Program)認証を取得したことを発表しました。詳細はこちらでご覧いただけます。
要約すると、Crypto4Aは暗号鍵を保存、保護、管理するQASM暗号モジュールのハードウェア認証を取得しました。
特筆すべきは、彼らの認証にはLMS、ML-DSA、ML-KEM、SLH-DSAなどのポスト量子アルゴリズムが含まれていることです。
これは、wolfSSLとCrypto4Aが2023年のICMCカンファレンスで相互運用性のデモに使用したものと同じ製品です。
そのデモでは、QASMがLMSでファームウェアイメージに署名し、wolfBootがLMS公開鍵と署名に対してファームウェアイメージを検証した後、ファームウェアを起動しました。
そして、QASMを使用してML-DSA証明書チェーンを生成し、これをwolfSSLライブラリを使用したTLS 1.3ポスト量子接続に使用する別のデモの準備も進行中です。暗号処理はNXP iMX-93上で実施します。
現在、wolfCryptのポスト量子アルゴリズム実装に対するCAVP認証の取得に向け、準備を進めています。
ご興味・ご質問がございましたら、ぜひ info@wolfssl.jp までお問い合わせください。
原文:https://www.wolfssl.com/post-quantum-cavp-validations