wolfBoot が、Renesas RZ/N2L ボードをサポートしました。ルネサス社製 RZ/N2Lは、高性能のArm Cortex-R52を使用し機器に産業ネットワークを容易に付加できる、産業イーサネット通信用MPUです。さらにルネサス独自のFlexible Software Package (FSP)、さまざまなIDE、FreeRTOSやミドルウェアなどのソフトウェアモジュール・ツールを使用し組み込み向けアプリケーションを開発することができます。
wolfBootは、ファームウェア認証とファームウェア更新メカニズムを提供するポータブルセキュアブートローダーソリューションです。 ミニマルなデザインと小さなHAL APIにより、wolfBootはOSやベアメタルアプリケーションから完全に独立しています。
今回のサポートにより、製品付属のサンプルプログラムを使って、wolfBoot によるシンプルで安全なファームウェアブートを試すことができます。このサンプルは SPI boot モードを使用します。このboot モードの最初のブートステップで wolfBoot が外部フラッシュメモリから内部のSRAM(B-TCM)へコピーされます。その後 wolfBoot は、外部フラッシュメモリからアプリケーションを内部SRAM(System RAM)へコピーします。最後のステップとして、wolfBoot は、コピーしたアプリケーションの完全性と一貫性を検証しOKだった場合に、アプリケーションのエントリーポイントを呼び出し実行をアプリケーションへ渡します。サンプルプログラムの詳細な実行ステップは、こちらの Readme を参照ください。
wolfBoot のルネサス RZ/N2L サポートについてのご質問は、info@wolfssl.jp までご連絡ください。