wolfSSL 4.7.0からcmakeによるビルドでuser_settings.hをサポートします。この機能を有効にするには、”-DWOLFSSL_USER_SETTINGS=yes” オプションを追加してcmakeコマンドを実行してください。
組み込み機器向けにwolfSSLライブラリをコンフィギュレーションしてビルドする最適な方法は”user_settings.h”ファイルを作成することです。そして、皆さんのアプリケーションでWOLFSSL_USER_SETTINGS定義を行い、<wolfssl/wolfcrypt/settings.h>ヘッダファイルがライブラリにインクルードされる際に同時にuser_settings.hもインクルードされるようにします。アプリケーションは<wolfssl/wolfcrypt/settings.h>ヘッダファイルを他のwolfSSLが提供するどのヘッダファイルよりも先にインクルードする必要があります。組み込み機器プロジェクトを開始する際のuser_settings.hの良い参考例としては、wolfssl-4.7.0/IDE/GCC-ARM/Header/user_settings.hがあります。この例には比較的コメントが多く付いていて組み込み機器の開発プロジェクトの出発点としては参考になると思います。
ご質問は、info@wolfssl.jpまでお問い合わせください。テクニカルサポートについては、support@wolfssl.comにお問い合わせください。
原文:https://www.wolfssl.com/wolfssl-4-7-0-supports-user_settings-h-cmake-builds/