wolfSSL関係者の皆様、2015年もまたwolfSSLにとってすばらしい躍進の年でした。私たちのお客様、ユーザ、社員、またオープンソース・コミュニティへの透明性への貢献として、この一年間の成果について報告します。本当によい年でした。目標に向かってたくさんのビルドを完了しました。
2015年当初の私たちの目標には以下のようなものが含まれていました。
1. オープンソース・ユーザと顧客に対する継続的なビルド
2. 社内テスト装備の継続的強化
3. FIPS140-2サポート強化とFIPSユーザの拡大
4. wolfSSLをさらに
5. バグ修正レスポンスの高速化
6. オープンソース・プロジェクトに対するサポートをcURL, OpenSSH, wpa_supplicant, devkitPro, その他とさらに拡大。
7. 新たな業界パートナーシップ、既存パートナーシップの拡張
8. 私たち技術チームとその能力の成長
これらの2015年のすべての目標について大きく前進したことをご報告します。私たちは、…
- オープンソースのユーザ・ベースと商用顧客ベースともに大幅に成長させました。
- テスト装備の行うテスト数を倍増させました。
- 新規のFIPS顧客を獲得しました
- 高い応答性を維持しています
- 技術者数をほぼ倍増させました
このように2015年を2016年のさらなる成功へのステージとすることができたことに大変満足しているとともに、今年もこれを継続発展させることができ、IoTとアプリケーション市場における暗号技術と組み込み向けSSL/TLSの先端ベンダーとして活躍できるものと自負しています。
この報告の残り半分は私たちの2015年の進歩に関するやや詳細なまとめです。みなさまのご協力に感謝します。何かございましたらぜひ info@wolfssl.jp(日本語)、info@wolfssl.com(英語) 宛お知らせください。
wolfSSL 技術成果
2015年には、バグ対応、機能強化、新規機能追加など7版のwolfSSLのリリースを行いました。これらのリリースの主要項目には以下のようなものが含まれます。
1. CyaSSLからwolfSSLへ製品名の変更。 wolfSSL とwolfCrypt の新API。
2. iOS、Android、Windows、LinuxおよびFreeRTOS 向けの wolfCrypt 暗号モジュールの FIPS validation。
3. 新しい暗号アルゴリズム: Curve25519、 Ed25519、 IDEA
4. サイクル・カウントとスループットによる強化されたベンチマーク
5.ECC (ヒープ) とハンドシェーク後のメモリ使用量削減 (1kB以下)
6.AES-GCMを含むAES-NIRNG対応とともに、SHA-2および公開鍵アルゴリズムにおけるインテル・アセンブラー対応の強化。
7. セキュリティ対応:RC4 とSSL 3.0のデフォルトでの無効化。デフォルトでAEAD暗号の有効化、デフォルトでの静的鍵暗号スイーツの無効化
8. TLS1.2、AEADおよび完全前方秘匿性による、新しい “Max Strength” ビルド。
9. サーバー側セッション・チケットのサポート
10. テキサス・インスツルメンツ社の暗号エンジンサポート
11. DTLSフラグメンテーション、重複メッセージ、および再送への対処
12. QSH (Quantum-Safe Hybrid) ハンドシェーク拡張の追加
13. wolfCryptにおけるSRP (Secure Remote Password) のサポート
14. 新しいフリースケール I/O と KSDK の更新へのサポート
15. 強化された証明書生成機能として、新しい拡張のサポートとSHA-512証明書署名要求 (CSR)生成
16. HTTP/2接続のためのALPN拡張のサポート
17. SSL/TLSスニファーの強化として、 AES-GCMの追加、reassemblyの修正、新規の状態の追加
18. RSAのためのプラグイン可能な暗号アークテクチャ の追加
19. シングルショット呼び出しで実現するハッシュと署名と認証API
20. C#プログラムからwolfSSLを使用するための新しいC# ラッパー
21. OCSP ステープリングのサポート
wolfSSL ポーティングの進捗
1. プラットフォーム対応状況: PIC32MZ, TI-RTOS, PowerPC, FreeRTOS, VxWorks, Cavium NITROX
2. IDE/コンパイラ対応状況: XCode, Freescale CodeWarrior, Rowley Crossworks, Keil MDK5-ARM, NXP LPCXpresso
3. PicoTCP サポートの改善
4. OpenSSH 互換性
5. stunnel 互換性の更新
6. lighttpd 互換性の更新
wolfSSLイベント、展示会
wolfSSLチームは2015年中に下記13のイベントに出展しました。
1. FOSDEM (ベルギー, ブリュッセル)
2. Embedded World (ドイツ, ニュールンブルグ)
3. RSA USA (カリフォルニア州サンフランシスコ)
4. ESC Boston (マサチューセッツ州ボストン)
5. Big Sky DevCon (モンタナ州ボーズマン)
6. Freescale Technology Forum (テキサス州オースチン)
7. O’Reilly SOLID (カリフオルニア州サンフランシスコ)
8. ESC Silicon Valley (カリフオルニア州サンタクララ)
9. Black Hat USA (ネバダ州ラスベガス)
10. Microchip MASTERS (アリゾナ州フェニックス)
11. ESC Minneapolis (ミネソタ州ミネアポリス)
12. ARM TechCon (カリフオルニア州サンタクララ)
13. Embedded Technology (日本、横浜)
以上のように2015年は多方面にわたって有意義な年でした。2016年もまた、より安全で機能的なソフトウェアをお客さまとコミュニティにお届けできることを楽しみにしています。いつものように、ご意見、ご希望などありましたらinfo@wolfssl.jp (日本語)、info@wolfssl.com(英語) までお知らせください。
2. iOS、Android、Windows、LinuxおよびFreeRTOS 向けの wolfCrypt 暗号モジュールの FIPS validation。
3. 新しい暗号アルゴリズム: Curve25519、 Ed25519、 IDEA
4. サイクル・カウントとスループットによる強化されたベンチマーク
5.ECC (ヒープ) とハンドシェーク後のメモリ使用量削減 (1kB以下)
6.AES-GCMを含むAES-NIRNG対応とともに、SHA-2および公開鍵アルゴリズムにおけるインテル・アセンブラー対応の強化。
7. セキュリティ対応:RC4 とSSL 3.0のデフォルトでの無効化。デフォルトでAEAD暗号の有効化、デフォルトでの静的鍵暗号スイーツの無効化
8. TLS1.2、AEADおよび完全前方秘匿性による、新しい “Max Strength” ビルド。
9. サーバー側セッション・チケットのサポート
10. テキサス・インスツルメンツ社の暗号エンジンサポート
11. DTLSフラグメンテーション、重複メッセージ、および再送への対処
12. QSH (Quantum-Safe Hybrid) ハンドシェーク拡張の追加
13. wolfCryptにおけるSRP (Secure Remote Password) のサポート
14. 新しいフリースケール I/O と KSDK の更新へのサポート
15. 強化された証明書生成機能として、新しい拡張のサポートとSHA-512証明書署名要求 (CSR)生成
16. HTTP/2接続のためのALPN拡張のサポート
17. SSL/TLSスニファーの強化として、 AES-GCMの追加、reassemblyの修正、新規の状態の追加
18. RSAのためのプラグイン可能な暗号アークテクチャ の追加
19. シングルショット呼び出しで実現するハッシュと署名と認証API
20. C#プログラムからwolfSSLを使用するための新しいC# ラッパー
21. OCSP ステープリングのサポート
wolfSSL ポーティングの進捗
1. プラットフォーム対応状況: PIC32MZ, TI-RTOS, PowerPC, FreeRTOS, VxWorks, Cavium NITROX
2. IDE/コンパイラ対応状況: XCode, Freescale CodeWarrior, Rowley Crossworks, Keil MDK5-ARM, NXP LPCXpresso
3. PicoTCP サポートの改善
4. OpenSSH 互換性
5. stunnel 互換性の更新
6. lighttpd 互換性の更新
wolfSSLイベント、展示会
wolfSSLチームは2015年中に下記13のイベントに出展しました。
1. FOSDEM (ベルギー, ブリュッセル)
2. Embedded World (ドイツ, ニュールンブルグ)
3. RSA USA (カリフォルニア州サンフランシスコ)
4. ESC Boston (マサチューセッツ州ボストン)
5. Big Sky DevCon (モンタナ州ボーズマン)
6. Freescale Technology Forum (テキサス州オースチン)
7. O’Reilly SOLID (カリフオルニア州サンフランシスコ)
8. ESC Silicon Valley (カリフオルニア州サンタクララ)
9. Black Hat USA (ネバダ州ラスベガス)
10. Microchip MASTERS (アリゾナ州フェニックス)
11. ESC Minneapolis (ミネソタ州ミネアポリス)
12. ARM TechCon (カリフオルニア州サンタクララ)
13. Embedded Technology (日本、横浜)
以上のように2015年は多方面にわたって有意義な年でした。2016年もまた、より安全で機能的なソフトウェアをお客さまとコミュニティにお届けできることを楽しみにしています。いつものように、ご意見、ご希望などありましたらinfo@wolfssl.jp (日本語)、info@wolfssl.com(英語) までお知らせください。