米国時間の昨日(8/12)、耐量子暗号アルゴリズムの標準がドラフト段階から正式版になったとホワイトハウスの関係者が発表しました。この発表会にはwolfSSL Inc.も招待を受け、Tim Pickeringが代表して出席しました。
以下のアルゴリズムは現在、標準アルゴリズムとして米国政府によって承認されています。
- FIPS-203 ML-KEM https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/fips/nist.fips.203.pdf
- FIPS-204 ML-DSA https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/fips/nist.fips.204.pdf
- FIPS-205 SLH-DSA https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/fips/nist.fips.205.pdf
wolfSSLはこの瞬間を長い間待ち望んでいました。弊社ではすでにML-KEMとML-DSAの独自実装を行っており、TLS 1.3、DTLS 1.3、SSH、MQTTなどのいくつかのプロトコルに統合しています。またcURL、Apache-httpd、nginx、lighttpd、stunnel などの多くのオープンソースプロジェクトと組み合わせて、テストも行ってきました。
詳細については、上記リンクの新しい標準ドキュメントをご覧ください。これらの新しい標準に関する当社の実装についてご質問がございましたら、ぜひ info@wolfssl.jp までお問い合わせください!
原文:https://www.wolfssl.com/wolfssl-invited-to-the-white-house-post-quantum-standards-announcement/