wolfSSL バージョン3.8.0のリリースが完了、ダウンロード・ページからダウンロードしてください。このリリースでもたくさんの新機能の追加と、いくつかのバグ修正がされています。新機能の一つは、ハッシュ、署名の生成と署名の検証を行うAPI群です。これによってユーザは一時利用のためのハッシュまたは署名を一回のAPI呼び出しで実現できます。処理に使用されるアルゴリズのための構造体を管理する手間を省くことができます。さらなる追加機能としては、ユーザがC#を使用している場合にwolfSSL組込み向けTLS/SSLライブラリーが使用できるようにするC#ラッパーがあります。リリース3.8.0での修正点としては16または32ビットシステムにおけるIDEA、マイクロチップ向けのLowResTimerに関する修正などが含まれています。今回のリリースでは重度のセキュリティ修正は含まれていませんが、いつもの通りできる限り最新のリリース・バージョンへの更新をお勧めします。
以下に、このリリースでの更新内容のリストをREADMEから転載します。
- VxWorks向けサンプル・クライアント/サーバ
- AES-NIを使ったAES-GCM
- stunnelの互換性強化
- シングルショットのハッシュ、署名/検証APIの追加
- Cavium NITROX向けの更新
- KOCXoressi UDEサポートの追加
- C#プログラムで使用されるwolfSSLのためのC#ラッパーサポート
- OCSP Staplingの追加(β版)
- OpenSSH互換性の更新
- Finishedメッセージ再送時のDTLSハンドシェイクの改善
- 16または32ビットシステムにおけるidea_mult関数の修正
- マイクロチップ向けLowResTimerの修正
さらに詳細に関しては info@wolfssl.com にお問い合わせください。
原文: http://www.wolfssl.com/wolfSSL/Blog/Entries/2016/1/5_wolfSSL_Release_Version_3.8.0.html
wolfSSLホーム:www.wolfssl.jp (English:www.wolfssl.com)