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wolfMKA 組込み向けMACsec Key Agreement
wolfMKAは、組込みスイッチやネットワーク機器にMACsec Key Agreement(MKA)を実装するための、移植性に優れた動的メモリ割り当て不要のCライブラリです。LinuxベースのMKAデーモンとは異なり、抽象化されたSecYインターフェースを通じて、ベアメタル、RTOS、AUTOSAR、Linuxなどのファームウェアに直接組み込むことができます。MISRA C:2012準拠、100%のMC/DCカバレッジ、さらにwolfCryptによるFIPS 140-3対応により、高度なセキュリティおよび品質保証要件にも対応します。
MACsec対応のスイッチでは、フレームの暗号処理そのものはハードウェアが担います。最新のMACsec対応ASICは、CPUを介することなく、データパス上のフレームをラインレートで暗号化・認証し、リプレイ攻撃から保護できます。
一方、ASICだけでは、通信相手との間で使用する鍵を決定し、設定・更新することはできません。MACsecによる通信を開始するには、通信相手の検出と生存確認、Key Serverの選出、そしてASICに設定するSecure Association Key(SAK)の安全な配布と定期的な更新が必要です。
こうしたMACsecの「鍵管理と制御」を担うのが、IEEE Std 802.1X-2010 Clause 9で規定されているMACsec Key Agreement(MKA)ステートマシンです。詳細については、wolfMKAのブログをご覧ください。
* このページの内容に関するご質問および詳細については info@wolfssl.jp までお問い合わせください。
特徴
- MACsec ASIC、PHY、スイッチSDKに対応するベンダー非依存のSecYインターフェース
- 組込みプロファイルで約17 KBのコードサイズ、malloc不要、スタック使用量200 B未満
- ベアメタル、RTOS、AUTOSAR Classic、Linuxに対応
- 動的メモリ割り当てを使用せず、メモリ使用量と処理量を制限
- wolfCryptのFIPS 140-3認証済み暗号を採用
- MISRA C:2012準拠および100%のライン、デシジョン、MC/DCカバレッジ
- OPEN Alliance TC17 Automotive MKAプロファイルおよびAUTOSAR ClassicのMka_*APIに対応
- wpa_supplicantとのコントロールプレーンおよびデータプレーンの相互運用性をテスト済み
機能
- IEEE 802.1X MKAによるピア検出と生存監視
- Key Serverの自動選出
- 事前共有CAKのプロビジョニング、またはEAP Master Session KeyからのCAKおよびCKNの導出
- AES Key Wrapを使用したSecure Association Keyの生成と配布
- 保護された通信を維持するmake-before-break方式の鍵更新
- 高速リンク向けの暗号スイートネゴシエーションおよびExtended Packet Numbering
- ポートごとに複数のConnectivity Associationをサポート
- 分散CAKおよびKey Management Domainをサポート
- Secure ChannelおよびSecure Associationの作成、鍵のインストール、送受信制御
- SecYステータス、MACsec統計情報、ハードウェアカウンターへのアクセス